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横になって寝ているときに肩が痛い

横になって寝ているときの肩の痛み

 

肩関節周囲炎や腱板炎、五十肩・四十肩の患者さんで、「寝ているときの肩の痛み」に悩まされている方って、非常に多いです。

就寝中に痛みが出ると、何度も痛む度に起きてしまい、睡眠障害がおきて、それがストレスとなり肩の痛みがいつまでも治らないものです。(ストレスと痛みの関係

また、後にも説明しますが、寝た状態で痛む場合には、深部感覚が興奮して周りの筋肉が攣縮して硬くなり、血行が悪くなり治りを遅くします。

 

ですから、整形外科や整骨院、治療院に通院していても、寝ているときの肩の痛みが一向に改善しない場合は、肩専門の病院や整骨院、治療院へ転院した方がいいです。

 

 

横になって寝ているときの肩の痛みの原因

 

では、なぜ横になって患側の肩を下にすると、肩は痛くなるのでしょうか。

 

その原因は、

 

① 肩関節後方組織の伸張性低下によるインピンジメント

 

② 肩関節の不安定性による痛み

 

これら2つが考えられます。

 

 

① 肩関節後方組織の伸張性の低下によるインピンジメント

 

まずこれを考えるにあたって、肩関節回旋の可動域測定法の各ポジションを見ていきましょう。

 

 

1. 1stポジション

 

肩関節屈曲0° 

回旋運動は水平面、運動軸は垂直軸で関節窩に対してほぼ平行です。

 

 

1st位では、関節窩を前後方向に転がり、滑りながら関節運動が行われる。

 

参考可動域は、内旋80° 、外旋60° です。

 

 

2、 2ndポジション

 

肩関節外転90°

回旋運動は矢状面上で、運動軸は前額軸で、関節窩に対してほぼ垂直です。

 

2nd位では軸回転により上腕骨を通る回旋軸が関節窩上からずれることなく関節運動が行われる。

 

外旋可動域は125.27±14.8°という報告(健康科学大学リハビリテーションクリニック清水ら)もあるが、参考可動域は90°です。

清水らはゼロポジション(肩甲骨窩面上のため、若干の水平内転位となるので前方の組織の弛緩がある)で計測したためか、参考可動域より35°前後差がでていて、水平内転の角度によって可動域に変化がでます。

 

内旋は80°です。

 

 

 

3. 3rdポジション

 

肩関節屈曲90°  外転0°

回旋運動は前額面上で、運動軸は矢状軸で関節窩に対して平行で交っている。

 

 

3rd位では関節窩を上下方向に転がり、滑りながら関節運動が行われる。

参考可動域は規定されていませんが、報告によると外旋114°内旋57°です。

 

 

各ポジションで内旋・外旋の動作をして、肩関節が参考可動域より制限されたり痛みが出現する場合は、関節可動域の制限因子を把握できますし、それを改善することによって痛みの減少へ繋とがります。

 

 

制限因子

 

1stポジション

【内旋】

棘上筋後部繊維/棘下筋上部繊維/後上方関節包

【外旋】

棘上筋前部繊維/肩甲下筋上部繊維/腱板疎部/烏口上腕靭帯/前上方関節包/上関節上腕靭帯

 

 

2ndポジション

【内旋】

棘下筋下部繊維/後下方関節包小円筋

【外旋】

肩甲下筋下部繊維/前下方関節包/中関節上腕靭帯/前下関節上腕靭帯

 

 

3rdポジション

【内旋】

小円筋後下方関節包/後下関節上腕靭帯

【外旋】

大円筋/前下方関節包

 

これらを理解した上で、患側の肩を下にして寝ている状態を見てみましょう。

 

 

この状態は、ほぼ3rdポジションの肢位です。(屈曲角度は90°までありませんが)

 

五十肩や四十肩、肩関節周囲炎の方で、痛いほうを下にした際の痛みは3rdポジションの制限因子を除去してあげればいいことになります。

 

そして、患者さんにこの状態から内旋外旋を自動的にも他動的にもすると、必ず痛みが強くなります。

 

内旋での痛み

 

これは主に、後下方関節包と小円筋の短縮が原因で、烏口突起と上腕骨がインピンジメントを起こして肩甲下筋腱が挟まって炎症を起こして痛みをだすので、リハビリで後下方関節包と小円筋の柔軟性を確保すると痛みが消失します。

 

よく、ネットなんかで野球肩の予防とか言って、この体勢での内旋ストレッチを推奨していますが、これはあくまでも「痛みがない」時にするセルフケアです。

痛みがあるのに、このストレッチをしても後下方関節包や小円筋は緩むどころか、神経反射をおこして逆に短縮してしまい悪化します。

 

 

我々専門家のもと、適切なリハビリテクニックで可動域訓練をしていく必要があるので、必ず専門施設を探して通院してください。

 

 

外旋での痛み

 

この時の痛みは、大円筋や前下方関節包の炎症による伸張痛です。

これらを適切に柔軟性を確保して炎症を抑える必要があります。

 

 

 

②肩関節の不安定性による痛み

 

次に考えられるのは、肩関節の不安定性が原因で患側の肩を下にして寝た際に痛みがでます。

 

 

 

 

1.肩関節内圧は陰圧

 

本来の肩関節は陰圧です。

 

これはどういうことかというと、関節包が関節の骨構造をずっぽり包み込み陰圧となっていることで、肩関節が外れそうになったりする場合、関節包内の閉じられた空間での気圧が下がりnegative pressure(陰圧)が生まれて自然と上腕骨頭を関節窩に引っ張ってくれるんです。

 

そもそも、肩関節は関節の構造上不安定で脱臼しやすいわけですが、そのお陰で肩関節はあらゆる方向に自由自在に動くわけです。(人体の関節の中で一番の可動軸と可動域を持っている)

 

しかし、脱臼しないように関節内陰圧、ローテーターカフ(インナーマッスル)が発達しているのですが、これらの機能が肩関節周囲炎や癒着性関節包炎、五十肩などで関節包の炎症や短縮、ローテーターカフの反射性萎縮などで関節内圧は上昇し、関節がずれ易くなります。(ここでいうズレは、脱臼ではなく関節面同士の不適合)

 

そうすると、関節がズレたことを関節内の深部感覚が察知し、中枢神経系に命令を出して、周りのローテーターカフ(腱板)が筋攣縮(筋スパズム)を起こして、肩関節内の関節運動の障害やローテーターカフの虚血による腕への放散痛(鈍痛やだるさ、痺れ、痛み)を出します。

 

 

これを治すためには、関節内の注射をしてヴァイトブレヒト孔が塞がっている場合には開通して、関節内圧の調節ができるようにしたり、これ以上炎症が悪化しないように適切な処置が必要です。

 

また、ローテーターカフの強化も視野に入れていかなくてはいませんが、ローテーターカフの強化といっても本当に軽い力で行うようにしなくてはいけません。

 

 

 


 

いかがだったでしょうか。

 

本日は五十肩、四十肩、肩関節周囲炎の患者さまでよく訴える症状の「痛む肩を下にして寝た時の痛み」について書きました。

 

とにかく、今治療している内容が、電気治療、マッサージ、マイクロ波などだけの対処療法でだけでしたら、一度治療方針を変えてみてください。

 

 

☆本日も皆様の「健」康と「幸」せを☆

 

 

 

 

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