昨日もテレワークによる頭痛の患者さんが

2020.04.15

昨日のブログでも書きましたが、立て続けにテレワークによる頭痛の方が多数来院されております。

テレワークによる頭痛は、パソコン作業や運動不足による筋肉の緊張、特に僧帽筋や肩甲挙筋が緊張してきます。

頚部や頚部に近い筋肉が過緊張を起こすと、身体に様々な影響を与えます。

僧帽筋は頭の後ろの骨（後頭骨）に付着しており、付着部にはトンネル状の穴があります。

僧帽筋が過緊張を起こすと、頚神経の大後頭神経が僧帽筋のトンネル内を通過する部分での大後頭神経の絞扼が生じ、後頭部に痛みを出したり、大後頭神経と頭の中で繋がっている三叉神経第１枝（目や目から上の頭に分布）へ関連痛をだして、目の奥の痛みや前頭部や側頭部の痛みの原因となります。

これを大後頭三叉神経症候群（GOTS）といいます。

症状がひどくなる前に、運動やマッサージで僧帽筋の過緊張を取りましょう。

また、頸椎の第１・２から出てくる神経は、三叉神経の第１枝の神経線維と脊髄上部で同じ細胞に接続しておりますので、第１・２の頸椎のズレでも頭痛が出てきます。

こういった場合は、カイロプラクティックでの矯正がいいですが、私としましては安全に頸椎の回旋を伴わない矯正をお勧めします。

厚生労働省からも通達が出ている通り、頸椎の急速な回旋を生じる矯正は禁止されております。

第６頸椎から第１頸椎までの骨には、脳を養う椎骨動脈という動脈が存在し、第２頸椎や第１頸椎、そこから脳への椎骨動脈の走行は急激なカーブを描いております。

したがって、急激な回旋を伴う矯正によって、もし椎骨動脈の血管壁が動脈硬化を起こしていたり、椎骨動脈解離があった場合、血管を損傷して死に至ることがあります。

実際にアメリカでもそういった事件があり、若い女性がお亡くなりになりました。

回旋を伴わない矯正、これは日本でもごく一部のカイロDoctorしかされておりません。

きちんと情報収集をして、安全な矯正をしているカイロプラクティックに行ってください。

また、胸鎖乳突筋（首の筋肉）が緊張してくると、側頭筋（こめかみの筋肉）が引っ張られて側頭部の頭痛が出現してきます。ですからマッサージで緩めることが必要です。

テレワークによる身体の不調は、肩こりや頭痛、腰痛などの筋肉の問題以外にも、うつ病などの心因性の病気も増えております。

適度な運動で汗をかいて、自分の趣味などをしてストレス発散して身体を整えましょう。

☆本日も皆さんの健康と幸せを☆

お身体の不調でお困りでしたら、まずは無料カウンセリングからご来院ください。

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