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ガングリオン

ガングリオン

ガングリオンとは、関節を包んでいる関節包の一部や腱をつつんでいる腱鞘(けんしょう)といわれる組織にできる良性のしこり(腫瘤)で、内容物はゼラチン状の物が入っております。

 

ガングリオンの原因

原因ははっきり分かっておりませんが、関節包や腱鞘に何らかの変化が起きて、使い過ぎや外傷によって発生すると言われております。

 

関節包にに出来たガングリオンは、関節腔(関節内)と連結されているのが多いです。

 

腱鞘にできたガングリオンは、外傷によって発生することが多いです。

 

今回は、当院に転倒して左手を着いて捻挫をされ、通院中にガングリオンが腱鞘に発生したケースを紹介します。

 

 

腱鞘にできたガングリオンの外観

ガングリオンの外観

転倒受傷後10日の外観です。

赤矢印の部分にしこりがあるのが分かると思います。これは受傷直後はなく、受傷後7日でも見られておりませんでしたが捻挫による手背部の腫脹が軽減してきて、このしこり(ガングリオン)が明確になってきました。

念のためエコーを撮ることにしました。

 

しこりのエコー像

 

ガングリオンのエコー像

 

エコー上は、表面(表皮)と骨(中手骨)の間に存在し、奇麗な円形をしており明らかに腱鞘から発生したガングリオンと判断できました。

 

このように外傷後、時に手関節周辺に出来たしこりはガングリオン(良性の腫瘤)の疑いがあります。

このガングリオンは、直接押すと痛かったり違和感や神経に触れると神経痛のように痛みが末梢へ出たりします。

 

膝のガングリオン

 

膝にもガングリオンが出来ることがあります。

当院に来られた方の写真です。

 

 

そしてエコー像です。

 

 

膝もガングリオンができると痛みが出てきますが、あまり日常生活に支障がないようならそっとしておき膝に負担がかかることを避けて経過観察です。

 

気になるようでしたら一度、整形外科や形成外科を受診して医師の診察と手術を検討してみましょう。痛みがなく、時々出ては引っ込んで、違和感のみの場合は緊急性もないので経過を見ていくといいと思います。

 

 

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