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「膝が抜けそう」の原因

◆ 膝が抜けそうになる原因

 

日々、診療をしていて「膝が抜けそう」とか「膝がズレそう」とか訴えてくる患者さんがいらっしゃいます。

そういった症状を訴えってこられる患者さんの殆どに「膝蓋骨亜脱臼」がみられます。

 

 

◇膝蓋骨亜脱臼とは?

引用;柔道整復学 実技編

膝蓋骨脱臼・亜脱臼とは、膝にあるお皿(膝蓋骨)が解剖学的位置から逸脱する状態や外れそうな状態です。

完全に脱臼すると、激痛で膝の曲げ伸ばしが困難となります。

亜脱臼では、歩行中に膝の内側が痛くなったり、抜けるような不安感ガクッと膝崩れがおきたり、うつ伏せになって脚のマッサージを受けているとお皿が痛かったり外れそうな感覚がでます。

 

◇なぜ起こるのか?

 

脱臼は、反復性脱臼と習慣性脱臼とに大別されます。

反復性脱臼とは、はじめての外傷によって発生した脱臼を、再び同じような外傷によって脱臼を繰り返すことを言います。整復時(お皿を元に戻す)に、膝蓋骨や大腿骨の一部や内側膝蓋大腿靭帯が損傷され約20~50%の患者さんが反復性脱臼となります。(私が整復した患者さんも、ほぼ軟骨部を損傷していました)

習慣性脱臼とは、非外傷性のもので膝のを曲げる時に常に膝蓋骨が脱臼することをいいます。

脱臼はジャンプの着地や、走っていて急停止した際に発生することが多いです。

 

また、膝蓋骨脱臼をする方の特徴(基礎的要因)があります。

1、膝蓋骨・大腿骨遠位端部の形態異常

2、外反膝(X脚)

3、大腿骨頸部過度前捻

4、内側広筋、腸脛靭帯の異常(脆弱化)

5、全身性関節弛緩

 

が基礎的要因となり、Qアングルの増加をきたして、膝関節に外転力、下腿に外旋力が加わり易く(X脚)、膝蓋骨が外側に偏位する力が加わり易脱臼性を呈します。

◇膝蓋骨脱臼の治療

初めての脱臼の場合は、骨折を伴わない時は、整復(元に戻す)後に装具やシーネ固定をして膝の動きを制限して安静にします。

その後、炎症が治まり、軟部組織の癒着が始まってきたら大腿四頭筋の強化、Qアングル修正のリハビリを施していきますが、反復性脱臼を繰り返したり痛みが繰り返される場合は、手術によって内側膝蓋大腿靭帯の修復や脛骨の膝蓋腱付着部周囲の骨切り術などを行います。

 

◆ 膝蓋骨習慣性脱臼(亜脱臼)

先述した通り、膝蓋骨脱臼には反復性脱臼と習慣性脱臼がありますが、ここでは整骨院によくこられる習慣性膝蓋骨亜脱臼について説明していきます。

習慣性に膝蓋骨が亜脱臼する方の多くは、しゃがんだ時にポキッとお皿の内側で音がしたり、うつ伏せで脚をマッサージされているとお皿が外れそうとかお皿が痛いと訴えたり、anterior kenn painといって膝前面、特にお皿の周りの痛みを訴えます。

原因としては、膝蓋骨脱臼をする方の特徴(基礎的要因)の他に内側膝蓋大腿靭帯の損傷や緩みがあります。

そういった方は、apprehencion test(アプリヘンション テスト)陽性となり、習慣性膝蓋骨亜脱臼と判断されます。

 

◇apprehencion test(アプリヘンションテスト)

膝蓋骨を外上方へ押し込んで、脱臼感(外れる感覚)がないか調べ、脱臼感があれば陽性です。

 

 

◆ Qアングルの修正リハビリ

 

とにかく先天的な骨形態の異常や関節弛緩がなければ、このQアングルを修正するリハビリが必須となります。

Qアングルを改善していくためには、大腿骨の外転・外旋、脛骨の内旋矯正が必要です。

まずはベッド上でのOKC(開放性運動連鎖)を行っていきます。

◇ベッド上でのOKCによる大腿骨外転・外旋運動

ベッド上で股関節を外転・外旋運動をして骨盤を後傾します。なぜ骨盤?と思うかもしれませんが、大腿骨の外旋外転運動では、骨盤は自然と後傾するような運動連鎖が生じ、骨盤が後傾できないと股関節も外転外旋力が発揮できません。

ここで使う筋肉は、大殿筋中殿筋股関節外旋筋群腹直筋です。

上記のように股関節の外転外旋運動によって、大殿筋や中殿筋、股関節外旋筋群の筋肉増強訓練と促通を行い、次に腹直筋と大殿筋に特に意識を入れてヒップリフトを行います。

 

そして慣れてきたら、立位でのCKC(閉鎖性運動連鎖)へと移行します。

いくらベッド上で外転外旋する運動をしても、立位で普段通りにしていても大腿骨のアライメントが改善されなくては意味がなく、そのためには立位での筋肉運動と並行して深部感覚もリハビリをしてアライメントの記憶をさせなければ直ぐに戻ってしまいます。

セラバンドを膝関節の上部にあてがって、膝を若干外方向に向けてスクワットをします。その際に、臀部の筋肉がきちんと働いていることと、あまり膝が外側にいかないように意識します。

また、膝が足先より前にスライドしないように注意して下さい。ひざが足先よりも前にいくと、大腿部(膝のすぐ上の筋繊維)の筋肉が働き、臀部筋群のの強化になりません。

 

 

◇脛骨内旋運動

脛骨を内旋させる筋肉は、膝窩筋・半腱様筋・半膜様筋、縫工筋です。

座位で、脛骨を内旋して足底を床に擦らせて抵抗を与えながら膝を屈曲していきます。

これらのリハビリや膝蓋骨を固定するサポーター、テーピングなどを施して習慣性の膝蓋骨亜脱臼に対して対処していきます。

 

膝に関するお悩みは当院へご相談ください。

 

 

お身体の不調でお困りでしたら、まずは無料カウンセリングからご来院ください。

 

 

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