院長ブログ

おはようございます。

先日は、80歳代の男性で歩行時の膝裏の痛みで当院受診された方がいらっしゃいました。

歩行分析すると、骨盤後傾、大腿骨外転外旋位、膝屈曲位でtou　autで歩行し、足関節の運動みられず体幹の横のスライドでの足の振り出しみられ、典型的なOA（変形性膝関節症）の歩行でした。　疼痛部位としては、大腿二頭筋下部から腓腹筋上部までで、安静時の筋スパズム等はみられませんでした。また、腰部由来の可能性も各種テストで否定的でした。
以上のことから、歩行動作に痛みの原因があると評価し、まずは、座位での足趾の屈曲促通から下肢の内転内旋促通、骨盤前傾促通を施しました。
施術直後の痛みの程度は、変化ありませんでしたが、このリハビリを継続し、姿勢や歩行が改善して来ると必ず痛みは軽減してきます。

年齢が御高齢だと、悪い姿勢や悪い運動連鎖は癖がついており、なかなか改善されませんが、日々の訓練で必ず改善してきます。　それを頑張れるか頑張れないかは患者さん次第になってきますが、年齢的に途中で諦めてしまう方が多いです。諦めなければ必ずいいことがあります。頑張りましょう！