院長ブログ

おはようございます。

昨日は一日の診療を終えようとしていたころ、急患がみえました。

ご主人に付き添われ、奥様が頭を抱えて今にも泣きだしそうなくらい辛そうに駆け込んできました。

「寝違えちゃって」

というわりには、客観的にみても「あーこれは普通の寝違えじゃないなぁ」と思いました。

所見として、頚部不動で全方向へ可動域制限（＋）、全可動域０°で頚部の筋性防御げ顕著で圧痛（＋＋＋）、筋緊張性頭痛（＋）、血圧正常、体温正常、感冒（－）、神経学的検査所見異常なし。

髄膜炎等は排除できました。残るは頚椎症や頸椎ヘルニア（後日、神経症状が出ることが多いので）やクラウンドデンツ症候群、最悪は椎骨動脈解離！？といったところかなぁ。
疼痛が顕著で、ベッドに横になることもできない状態でした。
これは医科受診したほうがいいと判断し、頸椎固定と消炎鎮痛処置を施して痛みが顕著なので市販の痛み止めの服用を勧めました。　最近、仕事でストレスが溜まることがあったとの事。何も異常なかったらそれが原因とも考えられる。　先日まではぎっくり腰が多かったんですが、最近は寝違えが増えてきております。お気をつけて下さい。