- 怪我
治りづらいJones骨折
Jones骨折(ジョーンズ骨折)
昨日来られた患者さんですが、やはり弟5中足骨近位骨幹部骨折で、いわゆるJones骨折(ジョーンズ骨折)でした。
そこで今日は、Jones骨折について説明していきます。
Jones骨折とは?
Jones骨折は、足関節を内返しに捻じることによる急激な外力による第5中足骨近位骨幹部骨折やサッカー、バスケットボールなど素早い動きを繰り返して行うスポーツ選手によくみられる第5中足骨疲労骨折のことを言います。
ここの骨折は、栄養血管が乏しいため遷延治癒(治りづらい)しやすく、偽関節(6カ月以上経っても骨が癒合しない)となりやすいので手術も検討されます。
何故中足骨に疲労骨折が発生するのか?
こちらの患者さんのように、内返しに足関節を捻じって発生するJones骨折は、短腓骨筋によって引っ張られて骨折しますが、疲労骨折とは、一度の外力で損傷されるのではなく、運動によって何度も継続的に骨に疲労が蓄積されて骨が脆くなり、通常では骨が折れないような軽微な外力で骨が折れてしまいます。
骨が脆くなっていいくにしたがって痛みを感じる場合もあれば、完全に骨折してから気付く選手もいます。
Jones骨折の治療方法
◇手術
まずは保存療法を考えますが、スポーツ復帰までの期間が長期となる為、髄内釘というチタン性の補強材を入れる手術をします。
◇保存療法
・足底板療法
・超音波治療器(骨癒合促進)
・足趾筋力増強訓練
・アライメント修正
Jones骨折を起こす患者さんの特徴として、小趾側(外側側)で歩行したり、運動動作をしている癖がある方に多く、そうすると第5中足骨へ負荷が掛かり骨折してしまいます。
ですから、親趾側(内側)、特に母指球で蹴りだしたり、ステップや切り返し動作、体重を支える訓練をします。
Jones骨折は、前述したように急激な外力で骨折する場合もあれば、日々の運動による軽微な外力の繰り返しで疲労骨折することがあり、その場合は何となく痛かったり、運動すると痛いが運動出来ることがあります。
Jones骨折は、完全に折れてしまって転位(骨折端が離れていること)してしまっては手術となり、また疲労骨折の場合は早期発見が必要です。
早期の疲労骨折の場合は、手術をしなくても運動の中止や足底板療法、固定で治癒します。
早期発見には、脚の外側が痛かったら直ぐに整形外科やエコー検査ができる整骨院を受診してください。
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