- 美容
顔のたるみや老化は猫背が原因!?
猫背は色々な不調の元
猫背は、背骨の中の「胸椎」という骨が後彎(曲がって)している状態で、パソコン作業や近年ではスマホの普及で特に猫背になり易い状態です。
猫背は、姿勢が悪いために老けて見えるだけではなく、五十肩の原因や肋間神経痛、後頚部痛、頭痛、背部痛、顎関節症、高齢女性になると背骨の圧迫骨折の原因となります。
また、表情筋がたるんできて余計に老けて見えますので、思い当たる方や指摘される方は直ぐに改善するような運動をお教えしますのでやってみて下さい。
猫背と老化
猫背は、非常に見た目が歳を取ったようにみえます。
また、猫背によって顔が前方へ偏位し、頚部や後頭部、頭頂部の筋膜、前頚部の筋・筋膜のつり合いが悪くなって、過緊張と疲労をきたし、顔面から鎖骨下リンパ本幹、胸管へリンパ液が流れずらくなり、顔面の浮腫みの原因や表情筋を引っ張って顔のたるみの原因となる可能性があります。
また、頚部が前方にスライドすることによって、口が半開きとなり咀嚼筋の可動性が低下して過緊張を起こします。
咀嚼筋、特に咬筋が過緊張を起こすと「エラ」が張ったようになり、顔が大きくなります。
咀嚼筋の過緊張は、顎関節症へ移行しやすくなります。口が開口しずらくなり、動きが制限されて物を噛むと痛みが伴ったり、ザラザラと顎関節部で音がしてきます。
猫背の原因と改善策
猫背の原因
猫背は骨盤が後傾することによってもなりますし、前傾が強くなってもみられる胸椎のマルアライメントです。
これは、重心を保とうとするために身体が勝手にやってしまいます。
一度その状態で姿勢が癖になると、背中側の脊柱起立筋が伸ばされて、筋節が伸び、筋力が低下し、猫背が完成されてしまい、なかなか猫背を改善できなくなってしまいます。
猫背の改善策
骨盤からの影響を胸椎は非常に受けやすく、猫背の改善には骨盤の動きを伴った運動が必要となります。
よく知られている、キャット&ドッグは骨盤の運動と胸椎の運動を連動して行えるのでとても効率的です。このキャット&ドッグでは、筋力が低下した脊柱起立筋を強化できつつ胸椎椎間関節の伸展方向へのマニピュレーションもでき、猫背で困っている方は必ずやって下さい。
キャット&ドッグ
キャット&ドッグの注意点として、胸椎(背中)を反れずに腰椎(腰)を反り過ぎてしまう方がいます。
猫背の方は、胸椎が硬いので腰椎を反ろうと自然にしてしまいますので、それでは猫背に対する運動ではないだけではなく、腰痛を引き起こしてしまいます。
その次に、胸椎椎間関節の伸展方向への関節運動と脊柱起立筋(特に多裂筋)の強化ができたら、肩甲骨と上腕骨のアライメント修正に入ります。
猫背になると、自然と肩甲骨は下方回旋と外転、前傾してしまい、運動連鎖で上腕骨は内旋してしまいます。
この状態は、背部の菱形筋や僧帽筋、棘下筋などが伸ばされて筋力低下をきたしておりますので、強化していきます。
腹臥位でのダイアゴナル
このようにうつ伏せで、手には2㎏位の重りを持って天井方向に手を上げる(親指が天井方向を向くように)と同時に、肩甲骨を背骨方向に内転します。
そして、反対側の足を天井方向にあげこの状態を5秒キープします。
きちんと肩甲骨が背骨方向に引けていないと、肩関節の前方に過度のストレスがかかり損傷の原因となりますので注意して下さい。
いかがでしたか?
これらの運動は自分で自宅で短時間でできる簡単なエクササイズです。
当院でより専門的なアプローチとセルフケアをきちんとすれば、胸椎が伸びやすくなり、背筋を伸ばす動作もしやすくなり、それが良い姿勢の維持に繋がり猫背が軽減してきます。
いちど悪くなった姿勢を元に戻すのって、容易な事ではありません。
よく「猫背矯正」と謳っている整体院や整骨院、カイロプラクティックなど見かけますが、当院でもそうですがその場では改善されますが、姿勢は戻ってしまいます。
これは、「姿勢を矯正するのであれば、普段から自分自身が気を付けなければならない」を意味します。
我々は、その手助けをして、より姿勢が維持しやすいように猫背の要因を解除するように働きかけることしかできません。
しかしながら、姿勢を維持するためには胸椎の伸展方向へのアジャストやモビリゼーションなどは必要不可欠ですし、猫背を改善しようと普段から背中に力を入れていては背筋群が過緊張を起こしてパンパンになって疲労を起こして筋力低下を招き、余計猫背になってしまうので、セルフケアと専門院でのアプローチ・ケアを交互にしていくことが猫背解消、表情の老化防止となります。
お身体の不調でお困りでしたら、まずは無料カウンセリングからご来院ください。
健幸堂整骨院
完全予約制
〇診療時間
平 日 9:00~20:00(18時以降は予約がない場合は、院は閉めております)
土曜日 9:00~13:00
〇休診日
日曜祝祭日、第1・3水曜日
カテゴリー